福島・秘境の子宝湯、甲子温泉
ちょうど2年前の今頃、新緑の美しい時期に、福島県にある秘湯・甲子温泉旅館「大黒屋」に1泊しました。「子宝の湯」と呼ばれる珍しい温泉施設と素敵な温泉宿をご紹介します。
松平定信公も愛したという、歴史ある湯治宿です。
大正時代の写真。
白河方面から車でおよそ1時間ほど走らせた山の中にある甲子温泉。周辺は、この旅館以外何もありません。山にはバイパスが通っているので今では走りやすい道になっていますが、この時代は険しい山道だったことでしょう。白河や他の土地から歩いてこの温泉に来ていたと考えると、昔の人の体力に脱帽です。
温泉へは、屋内の長い階段を降りて向かいます。テーマパークのアトラクションのようで、なんだかワクワクします。
川の対岸にある温泉へ。橋を渡ります。
橋を渡った先にある温泉の古屋。子宝の湯と言われる、大岩風呂へ。
浴場は、縦5m、横15m、深さは最大で1.2mの所があり、プールのような広さです。(誰もいないときに、平泳ぎしました。。)
この湯船の真ん中に、大きな石が置かれてあり、子宝石と呼ばれています。
子宝石をなでると、子宝に恵まれると言い伝えられているそうで、沢山なでました。湯の性質と温度で、妊娠しやすい状態になるため、子宝の湯と言われています。
この大岩風呂ですが、なんと混浴風呂なのです。夫婦で入るとより子宝に恵まれそうですね。(私は義母と行きました) 女性専用時間が設けられているのでその間に入りました。
【女性専用時間】 AM5:00~7:00/PM19:00~21:00
大岩風呂の他にも男女それぞれ内湯、露天風呂があるので、ゆっくり温泉に浸かれます。
夕食の一部をご紹介。地元の食材を使った山里料理です。健康的で全て美味しかったです!
あまり食べたことのない川魚のお刺身。臭みがなく新鮮でとても美味しく、感動ものでした。
翌朝起床後カーテンを開けたら、太陽の陽を浴びた新緑が美しく、緑のキラキラしたカーテンのようでした。(写真下手でこの感動をお伝えできず残念)
紅葉、雪の時期もきれいだと思うので、その時期にもまた行ってみたいです。
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【参考】日本秘湯を守る会HP